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浴風会病院

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院長挨拶

病院長よりご挨拶

 

浴風会は大正12年の関東大震災のため自活できなくなった高齢者の救護を行う目的で、皇室の御下賜金および一般義捐金により大正14年に設立され(浴風会病院は昭和3年開設)、以来100年近くにわたり老年医学研究および高齢者医療・介護・福祉の分野において多大な貢献を果たしてまいりました。62,849平方メートル(東京ドームの約1.3倍)という広大な敷地の中に、当院をはじめ老人保健施設、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、グループホーム、ケアハウスなどの施設が点在し、都区内にありながら樹齢100年以上の樹木や種々の草花など緑豊かな環境に恵まれています。機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。

 

 さて、人口高齢化の進展に伴い、国は令和7年(2025年)を目途に「地域包括ケアシステム」の構築を進めています。これは、加齢や病気によって介護が必要な状態になっても、自宅など住み慣れた環境で自分らしい暮らしを継続できるよう、医療・介護などのサービスが一体的に提供されるしくみです。当院は今後「地域包括ケアシステム」へのより一層の貢献を図るため、外来および在宅医療(訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーション)をさらに充実させ、また近隣の医療機関および介護事業所との連携を緊密にすることによって「かかりつけ医」としての機能を強化し、これまで以上に地域に密着した病院をめざすことになりました。そのためには、病院運営上、病床数を200床未満に縮小する必要があり、令和53月より療養病棟を100床から49床に削減いたしました(病院全体では250床から199床に縮小)。

 

 新たな診療体制の下、引き続き地域の皆様が安心して健やかに毎日を過ごされますよう、職員一同、心を込めてお手伝いさせていただきます。

 

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

令和531

伊藤嘉憲

院長 伊藤嘉憲

 

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